判定日の先生の診察は淡々としていました。hcgの値が十分でていること、不育症対策でこの日からヘパリンを開始すること、黄体ホルモン注射も引き続き打ち続けること、10週目から産院に移ること等々を説明され、「では、以上です。」って。ちーょっと待った――――っ!!これだけは訊かせてください。教えてください。「先生っ!!どうして今回に限って、着床したんでしょうか。前回も前々回も、同じように選び抜かれた良い胚を移植したのにhcgはゼロ。なのに、なんで今回はうまくいったんでしょうか?」これは、素朴な疑問でもあったし、このブログを読んでくれている方にとっても、何かしらヒントになる情報が得られるかもしれない、と思って。自分なりに、これまでと違ったうまくいった要因をいろいろ考えました。例えば、、
・移植当日から打っていたヘパリンを止めた
・SEET法を止めた
・前のクリニックと同じD20を移植日にしてもらった
・エストロゲンと黄体ホルモンの薬を、前のクリニックと同じにしてもらった
・G-CSF法を取り入れた(詳細は過去ブログ↓)
・移植周期に入って1日も休まず30分間のジョギングを継続した
パッと思いつくだけでも、これだけ前周期と違う。きっとこの中のどれかが、大きく影響したんじゃないかと思って。さぁ、どれ?どれのおかげ??先生の顏を覗きこみました。先生は2秒くらい黙って考えて、それからこう応えました。「それは、受精卵の力だと思います。」って。えっ、そこ?それ?最先端の治療に取り組んでいるクリニックのようでいて、その答えかー、なんか力抜けたわー、と肩透かしをくらったような気持ちになりました。でも、帰りの電車のなかで考え直しました。たくさんの薬や注射や検査を提案してくれていた先生ですら、根っこの部分では、本来、人間の身体が自然に持つ力が最終決定をしていて、それにはどんな治療の力も及ばないって考えているんだなぁ、と思って。先生、深イイ回答、ありがとうございました!
スポンサーリンク
?