手術当日、無駄に快晴。
静かな早朝の入院窓口にダンナとふたり。
後からやってきたのは、お腹の大きな若い妊婦カップル。
そっか、お産のときは、入院荷物も、そんなに大きいんだね。
こっちは、ちっぽけなバッグ片手に、なんだろ、このみじめな気持ちは。
情けないよな、消え入りたいよな、この気持ちは。。
8時30分に受付を済ませて、日帰りだけど、入院手続き。
ひと通り院内の説明を受けて、4人部屋のベッドへ。
ここは配慮してもらえてて、妊婦さんではなく婦人科の患者さんと一緒。
午前中のうちに診察を終えて、ラミナリアとガーゼの挿入。
子宮口を広げるための処置で、相当痛いものと覚悟していたけれど、
拍子抜けするほど、ほとんど痛くない。
そのまま部屋に戻り、ベッドで横になる。
14時30分、手術室入室。
思っていたより、広くて立派な手術室で怖気づく。
横になって、マスクを当てられて、いよいよ、、、
とその時、意地悪そうな看護師さんが私の足先を指でさして、「先生!」って。
えっ、ペディキュアもダメだったの???
しかも、このタイミングで言うかぁーー?!
「スタッフの説明が悪かったんでしょ。始めます。」と先生。
そうだよ、そうだよ、指先に測定器を装着するので、ジェルネイル外してください、
って言われてたから指先だけだと思ったよ。
このご指摘は、聞こえないふりして、そのまますーっと眠りの世界へ。
気が付いたら、「無事に終わりましたよ。」って先生に手を握られていた。
ストレッチャーで病室に運ばれて、ウトウトウトウト。。
また気が付いたら、「起きてた?」ってダンナさんがそばにいた。
時間を聞いたら16時頃。
17時半には看護師さんがやってきて、お手洗いに連れていかれた。
たくさん血がでるのかと思ったけど、ごく少量。
大丈夫そうですね、ってお夕食が運ばれてきて、
食べ終わったところで、退院でした。
外にでたら、夏の夜のような、気持ちの良い風が吹いていました。
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